こんにちは。
今の日本では、あらゆる業界が人手不足に
悩まされていますよね。
農業界も大変な人手不足状態が続いてます。
農地を管理する人手が足りなくなると、
そこは耕作放棄地として、野に還ることに
なってしまい、再び農地にするのは
大きな手間がかかってしまいます。
農業では、一旦やめた、のような事が
できないという条件がついています。
農地を守っていくために、あらゆる取り組みが
進められてきました。
例えば、大型の農業法人を建てて、
高齢等で辞めていく農家の土地を引き受けたり
ロボットトラクターと呼ばれる自動運転機能
のついた作業機械を用いたりしています。
しかし、北海道や東北では事例が増えていても
年々増えている状況です。
やはり農業は地域に根差した家業という性質が
強いため、農家個々の子孫が引き継いでいく
ことが多いです。
先日の農業新聞に、その農家の子孫を
重点的に支援するように方針が示された
という記事が載りました。
農業新聞2020/07/14
https://www.agrinews.co.jp/p51343.html
私の仕事でもある普及指導員は、
国と都道府県による協同農業普及事業を
根拠に活動しています。
その事業が前回の見直しから5年を迎え、
今年また、見直しがされました。
担い手重視、という指針が強く出されました。
前段で書いた農家の子孫の後継者をはじめ、
新規参入者と呼ばれる初めて農家になる人材
の支援をしていくとのことです。
当然、これまでも支援を行なってきた所ですが
初めて農村に住む人、地域に馴染めない人は
やはり定着できずやめてしまう事があります。
せっかく農家になろうと地方に出てきた人が
馴染めずに去ってしまうのは残念な事です。
農業技術的なことばかりでなく、地域での
関わり方や、生活の方法など、包括的な
支援をしていきたいものです。